ヨガシャラサマーディについて

Asanaが上手に出来るようになるとか、格好良くポーズが取れるとか、アクロバティックな凄いアーサナが出来る、という事が決して目的ではなく、Asanaを通じて先ずは自分自身の身体がどうなっているのかを客観的に見るということが重要です。

Asanaという形にとらわれるのではなく、アライメント(ニュートラルな姿勢)を基準に自分の身体に染みついた癖やアンバランスを把握します。

そして、良い悪いの判断を無くして今の自分の全てを客観的に見て、そして受け入れ、よりバランスの取れた状態になるようにコントロールします。これは日々の訓練の積み重ねです。

ただがむしゃらに練習し身体を動かすと、自分自身の癖に気付かず、その癖を余計に強めてしまうかもしれません。

アライメントを基準に身体を動かす知識をしっかり学びながら、内なる智慧を呼び覚まし、結び付けて統合させていきます。

身体も心もより自分らしく自由でニュートラルになれるように・・・

 

タイッティリーヤ・ウパニシャッドのパンチャコーシャ(人間五蔵説)では、人間を五層のエネルギーの層で表現し、人間とはどういうものかを解説しています。

その中の、一番粗雑で粒子の粗いエネルギーレベルの低い、肉体次元(食物鞘アンナマヤ・コーシャ)の意識化とコントロールを促す第一段階です。

img_gozousetsuもちろん、それと同時に呼吸を使い、よりリラックスした状態で感覚を研ぎ澄まし、集中力を高めるという、肉体次元より内側のより微細なエネルギーレベルである呼吸次元(生気鞘 プラーナマヤ・コーシャ)、感覚次元(意思鞘マノーマヤ・コーシャ)、知性次元(ヴィジナーナマヤ・コーシャ)の意識化、コントロールという段階を同時に学んでいきます。

粗雑な粗い粒子ほどエネルギーレベルは低く、扱いやすいものとされています。そしてより微細なエネルギーはとてもエネルギーレベルが高く、コントロールが非常に困難で、扱いにくいものになります。

 

 

人間の一番外側の粗雑なエネルギーレベルからより内側の微細なエネルギーレベルの高いところまでのコントロール法として、古来のヨーガの修行体系を表しているのが、ラージャヨーガの経典のヨーガ・スートラですが、その中に示されているヨーガの八支則(アシュタンガ)がその段階を示しています。

  1. ヤーマ(禁止事項) 社会次元の自己制御
  2. ニヤーマ(お勧め事項) 社会次元の自己制御
  3. アーサナ(ヨーガの体位法) 肉体次元の自己制御
  4. プラーナヤーマ(呼吸法) 呼吸次元の自己制御
  5. プラティヤハーラ(制感) 感覚次元の自己制御
  6. ダーラナ(精神集中法) 知性次元の自己制御
  7. ディヤーナ(禅那・静慮) 知性次元の自己制御
  8. サマーディ(三昧) 記憶次元の自己制御

という上記の段階を経て、最終的な、内なる自己と結び付く、悟りの境地までの8段階です。
アサナを通じて肉体レベルの客観視、身体の使い方の方向性をアライメントの基本を学びながら、日常の癖や身体のアンバランスに気付く。
そして、良い悪いの判断せずに、全て受け入れ受け流す(二極の対立を無くす)

そしてそこから、より内側の微細な部分のコントロールに繋がるステップを一歩一歩進んでいきます

 

4000年前から続くとも言われるヨーガの教えを、現代人にもより解かりやすく、段階的に学んでいける場(Shalaシャラ)を提供し、サマーディ(三昧)に向かって日々修練を積んでいく過程を大切に、大切な仲間と共に歩んでいきたいと思います。